南大門手抜き工事で収賄か、文化財庁職員ら事情聴取

 崇礼門(南大門)や光化門の復元工事をめぐる手抜き疑惑について捜査を行っている警察は、文化財庁など関連機関の公務員らが、文化財復元関連業者から賄賂を受け取ったとの供述を得て、公務員たちに対する事情聴取を行っていることが、14日までに分かった。警察は5級(課長補佐級、日本の国家公務員第1種に相当)以上の幹部クラスを含め、名前が挙がっている公務員たちに対し、順次出頭を求めているという。

 警察庁知能犯罪捜査隊は最近、文化財の復元を専門とする中堅建設会社の代表から「文化財庁などの数人の公務員(OBを含む)に対し、便宜を図るよう求め、数百万ウォン(100万ウォン=約9万6000円)相当の金品を提供した」との供述を得た。業者が名前を挙げた公務員たちの大部分は文化財庁に所属しており、警察は今後、対質尋問(事件当事者の供述が一致しない場合、両者を相対させて言い分を聞く形の尋問)などを通じ、供述内容について確認していく方針だ。警察の関係者は「今回の捜査対象になっている事件が、崇礼門や光化門の復元工事での手抜きと関連があるか否かについても調べを進める方針だ」と語った。

キム・ヒョンウォン記者
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