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レバノン新内閣ようやく発足へ
2月16日 8時32分

隣国シリアの内戦が飛び火し、政治勢力どうしの対立が続いているレバノンで、10か月以上もの間不在だった内閣がようやく発足することになり、新しい挙国一致内閣のもとで治安が安定に向かうかどうかが焦点となっています。

レバノンでは、去年3月に内閣が総辞職したあとサラーム氏が新首相に指名されましたが、隣国シリアの内戦の影響で、宗教や宗派の違う政治勢力どうしの対立が続き、10か月以上もの間、組閣ができない状況が続いてきました。
その後、閣僚ポストの配分を巡る各勢力の調整がついたことから、サラーム氏が15日、記者会見し、新しい内閣を発足させると発表しました。
新しい内閣は、▽シリアの内戦でアサド政権側について戦闘を続けるシーア派組織、ヒズボラを中心とする政治勢力と、▽シリアの反政府勢力を支持するスンニ派を中心とする勢力の双方に閣僚ポストが配分されていて、議会の信任を受け、近く正式に発足する予定です。
しかし、レバノンではシリアの内戦が飛び火する形で、政治勢力の対立だけでなく武装勢力によるテロが繰り返されるなど、このところ治安も悪化しています。
このため、シリアへの対応を巡り対立の火種を抱える新しい挙国一致内閣のもとで、治安が安定に向かうかどうかが焦点となっています。

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