2014.2.16 05:03(2/3ページ)

新球ええで!阪神・呉昇桓、またG007ビビらせた

打撃練習を終え、阪神・ゴメスと話す呉昇桓(右から2番目)=宜野座村営野球場(撮影・白鳥恵)

打撃練習を終え、阪神・ゴメスと話す呉昇桓(右から2番目)=宜野座村営野球場(撮影・白鳥恵)【拡大】

 どん欲な韓流守護神は新境地開拓に余念がなかった。大雪の本州とは対照的に最高気温18度、久しぶりに晴れ間が広まった南国の島。呉が初の打撃投手で度肝を抜いた。いきなり、新球のツーシームを試投した。

 「ゴロを打たせるボール。きょうはよかったですが、ゲームで投げたことがないので、練習過程です」

 今成、新井を相手に計48球を投げ、安打性は9本。なかでも周囲を驚かせたのが、今成へのラスト、24球目だ。ミットめがけ、真っすぐに進んでいた白球は突如、軌道を変え、アウトローに沈み込んだ。この日、唯一投じたそのボールこそが、ツーシームだった。

 軽打が持ち味の背番号「49」は「チェンジアップみたいですけど、変化も速い」と仰天。巨人・森中スコアラーも「曲がりが大きかった。これから、見ていかないといけない。右打者にも投げられたら(投球の組み立ての)内容も変わる。制球力も安定していたしね」と警戒心を強めた。

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