コンビニ大手のファミリーマート。
ここでお得に買い物ができるクレジットカードとして人気があるファミマTカードですが、実はこのカードはリボ払い専用のクレジットカード。知らずに利用すると多額の金利手数料が発生し、その返済で首が回らなくなる危険性があるカードになっています。
- ファミマTカード=リボ払い専用クレジットカード
実際、リボ専だということが告知されていない:
まぁそれをきちんと理解した上でファミマTカードを利用しているというのであれば何の問題もありません。どうぞどうぞ…という感じです。
しかし現実は…というと、ファミマTカードがリボ払い専用クレジットカードですよ~ってことを、知らずに申し込んでしまう方が多い傾向にあるんですよね。
勧誘時、申込時にはほとんど説明されない:
この原因は、ファミマTカードの作成時にきちんとした説明がなされないケースが多いため。
例えばファミマ店員が『ファミマでお得なクレジットカードを作りませんか?Tポイントも貯まりますよ~』なんてみなさんを勧誘をする際も、リボ払い専用カードである旨はほんの少しだけしか説明されません。ファミマでいかにお得に買い物が出来るのか?という点ばかりが、詳しく説明される印象にあります。
また、ファミマTカードのパンフレットにも、リボ払いである旨が少ししか触れられていません。これじゃクレジットカードの知識があまり無いという方に理解しろというほうが難しいですよね(パンフレットの記載の1つである、『ミニマムペイメントが決まるリボ払い!』とか、もはや日本語じゃないですし…)。
前よりは良くなった印象だけど:
これでも、昔よりは詳しく書かれるようになった印象なんですよ。
ただカード会社としては、リボ払い専用カードだということを全面に押し出しすぎると申込数が減り、買い物で使ってくれる額も減ってしまうため、結果として利益が減ることになってしまう。
だから、出来る限りリボ払い専用だという点を隠したいわけです(告知しすぎると利益が減ってしまう)。
- リボ専用を隠す…申込数が増える?
- リボ専用だと伝える…申込数が減る?
株主総会でも問題に:
この点については、2年前か3年前のポケットカード株式会社の株主総会でも問題になってました。『ファミマTカードを申し込んだら、リボ払い専門だった。説明が足りないのではないか?』といった株主からの質問があったのです。
これに対して経営陣は、『出来る限りわかりやすい説明を心がける』とのことだったんですが、未だにわかりにくい感じのままになってますね。
もう少しは説明してほしい:
会社として利益を追求すべきか、コンプライアンスを守るべきか…難しい微妙なラインでの攻防なんでしょうが、少なくとももうちょっとは、リボ払いの説明をしてほしいものだと思います。特に日本を代表するコンビニであるファミマの公式カードですからね、もっと堂々とすべきなんですよ。
以上、ファミマTカードは、リボ払い専用カードだって知らずに申し込んでしまう方が多い?…でした。みなさんもファミマTカードを作る場合には、きちんと中身を理解した上で作るようにしてくださいね(使い方によっては一括払い専用カードのように使えます)。