ジャンプ 41歳・葛西が銀メダル獲得2月16日 4時54分
ソチオリンピック、スキージャンプ男子ラージヒル決勝で、41歳の葛西紀明選手が、7回目の出場で個人では初めてとなるメダル、銀メダルを獲得しました。
日本がスキージャンプでメダルを獲得するのは1998年の長野大会以来、4大会ぶりです。
ラージヒル決勝は、2回のジャンプの飛距離点と飛型点を足した得点で争われ、葛西選手は1回目で、飛距離ではトップに並ぶ139メートルの大ジャンプで2位につけました。
続く2回目も133メートル50を飛んで、飛距離点と飛型点を足した得点では3位となる安定したジャンプを見せて銀メダルを獲得しました。
日本がスキージャンプでメダルを獲得するのは1998年の長野大会以来、4大会ぶりとなります。
金メダルは、1回目でトップに立ったポーランドのカミル・ストッフ選手で、ノーマルヒルに続く今大会2つ目の金メダル獲得です。
銅メダルはスロベニアのペテル・プレヴツ選手でした。
また日本選手では、▽伊東大貴選手が9位、▽清水礼留飛選手が10位、▽竹内択選手が13位でした。
7回連続出場で初の個人メダル
葛西紀明選手は、北海道出身の41歳。
22年前のアルベールビル大会から7大会連続7回目のオリンピック出場は、日本選手最多です。
古傷の左ひざの痛みを抱えながらも、踏み切りのあと素早く空中の姿勢を作る高い技術で、世界の舞台で長くトップ選手として活躍し、海外では「レジェンド」=「伝説」と評される存在です。
ワールドカップでは日本の男子選手で最多となる通算16勝を挙げています。
しかしオリンピックでは、1994年のリレハンメル大会・団体での銀メダルがこれまで獲得した唯一のメダルで、日本が優勝した長野大会の団体ではメンバーから外れる悔しさを味わいました。
今シーズンは、先月のワールドカップで10シーズンぶりに優勝して最年長優勝記録を更新するなど好調を続け、ソチオリンピックでは9日のノーマルヒルで8位に入賞して、得意のラージヒルに、7回目のオリンピックで個人では初めてのメダル獲得が懸かっていました。
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