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<大阪出直し市長選>共産党も独自候補擁立せず「大義なし」

毎日新聞 2月14日(金)19時30分配信

 橋下徹大阪市長(大阪維新の会代表)の辞職に伴う出直し市長選(3月9日告示、23日投開票)について、共産党大阪府委員会は14日、独自候補を擁立しないと発表した。出直し選には大阪都構想の推進を図る橋下氏だけが出馬を表明しているが、公明、自民、民主の3党も「選挙に大義はない」と、擁立見送りを既に府レベルで決めている。主な野党4党が、擁立見送りで足並みをそろえた。

 共産府委員会は市役所で記者会見し、他党と野党統一候補の擁立を模索するものの、「実現しない場合に独自候補は擁立しない」と表明した。「市長選に何の大義も道理もない」と理由を説明している。公自民3党に統一候補擁立の動きはなく、共産の候補擁立は事実上なくなった。

 野党の対応について橋下氏は市役所で報道陣に「今の僕の状態だったら、相乗りした方が勝つ。何のために対立候補を出さないのか、さっぱり分からない」と批判した。

 一方、市議会は14日、橋下氏が求めていた15日付の退職について本会議で採決し、不同意を決めた。橋下氏の辞職について、野党会派は▽市長は反対派を説得して納得させる努力をすべきだ▽予算編成時期に市政の混乱と停滞を招く−−と指摘、「理解できない」と主張した。地方自治法の規定に基づき、橋下氏が市議会議長に申し出て20日後の27日付で、自動退職となる。選挙日程には影響しない。【林由紀子、茶谷亮、重石岳史】

 橋下氏の退職金は、退職が15日付なら406万円だったが、27日付になるため422万円に増える。

最終更新:2月14日(金)22時54分

毎日新聞

 

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