羽生と安倍首相とのやりとり〔五輪・フィギュア〕
時事通信 2月15日(土)17時42分
ソチ五輪のフィギュアスケート男子で金メダルを獲得した羽生結弦と安倍晋三首相の電話の主なやりとりは次の通り。
首相 もしもし、安倍です。羽生選手、おめでとう。
羽生 ありがとうございました。
首相 きのうはたくさんの人が羽生選手の演技を見て、胸が熱くなる思いだったと思います。
羽生 ミスはありましたが、たくさんの方々に応援していただいたおかげで、最高の結果を残すことができました。
首相 私もワクワクしながら、ドキドキしながら見ていましたが、最後まで冷静で諦めず、すごいなと思いました。
羽生 点数が出た後は全然冷静ではなくて、金メダルを逃したなと自分の中では思いました。
首相 最初に4回転で転倒がありましたけど、最後まで諦めない演技は本当にすごかった。
羽生 ありがとうございます。
首相 羽生選手は避難所生活をされて、恐らく仙台や被災地の皆さんは喜んでいると思います。
羽生 そうですね。力になれれば、本当にうれしいと思います。
首相 最後まで頑張るさまは、多くの困難を乗り越えてきた一つの力だと思いますし、たくさんの皆さんの熱い期待を背負っていたというのもあったと思いました。羽生選手はぜんそくであったときもあると聞いてますが、もう大丈夫なんですか。
羽生 きのうの試合の後は、ぜんそくの発作のようなものはあったのですが、それよりうれしさの方が強いですね。
首相 氷に向かって一礼するあのたたずまいは、さすが日本男児だなと思った。これからも頑張っていただきたいと思います。
羽生 ありがとうございました。(時事)
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