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<五輪フィギュア>「これで十分」 連続「金」のコーチ

毎日新聞 2月15日(土)20時34分配信

<五輪フィギュア>「これで十分」 連続「金」のコーチ

フリーの演技を終え、祈るような仕草で得点発表を待つ羽生結弦選手(左)。右はコーチのブライアン・オーサー氏=ソチのアイスベルク・パレスで2014年2月14日、山本晋撮影

 最後の選手の得点が出てフィギュアスケート男子で羽生の優勝が確定すると、丸顔の男性が羽生と抱き合った。昨季から羽生を指導するカナダ人のブライアン・オーサー・コーチ(52)だ。4年前のバンクーバー五輪では女子の金妍児(キム・ヨナ)=韓国=を指導して頂点に導いており、これで五輪2大会連続で金メダリストを育てたことになる。

【羽生のフリーを写真特集で】これが金メダリスト演技だ!

 フリーの演技前は緊張する羽生を、温かい目で送り出した。ジャンプのミスもあって得点が伸び悩んでも、「まだ全ては終わっていない」と励ました。その言葉通りに、次に登場したチャンにミスが重なり、金メダルが巡ってきた。「結弦の最高の演技ではなかったけれど、これで十分。それが五輪」とオーサー・コーチ。そして「羽生はきっと、今後もっといい滑りをして彼自身に勝つ」と、更なる成長を確信している。

 自身は1984年サラエボ、88年カルガリーの両五輪でカナダ代表として銀メダルを得た。今回、羽生が母国代表のチャンの夢を阻んだ。そのことを各国記者から何度も質問されたが、「コーチの世界は国際的。私のところに指導を請うてきた選手と一生懸命に(一緒に)戦うのが仕事」と、苦笑いしながら言い切った。【石井朗生】

最終更新:2月15日(土)20時58分

毎日新聞

 

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