キム・ヨナ連覇へ“死んだふり作戦”ソチ初練習で高難度成功ニヤリ

入念にジャンプの練習をするキム・ヨナ（撮影・飯室逸平）

　「ソチ五輪・フィギュアスケート女子・ＳＰ」（１９日、アイスベルク・パレス）

　フィギュアスケート女子で２連覇を狙うキム・ヨナ（２３）＝韓国＝が１３日、ソチで初練習した。得点源となる高難度の２連続３回転ジャンプに成功。韓国メディアから意気込みを問われると「ただ五輪に出ることを楽しむ。もう一度金メダルを獲ることに大きな意味はない」と、殊勝なコメントに終始し“死んだふり作戦”を取った。

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　欧米メディアがロシアの新星、１５歳のリプニツカヤについて質問。「彼女はこれからの選手で、五輪も初めて。私は最後の五輪なので、彼女と私は五輪の意味が違う」と自らとの違いを語った。

　練習では高難度の３回転ルッツ‐３回転トーループを決めるとニヤリ。自身のＳＰの曲「悲しみのクラウン」に乗って、ステップやスピンなども入念に確認した。ソニア・へニー（ノルウェー）、カタリナ・ビット（旧東ドイツ）に続く、史上３人目の２連覇がかかる今大会。粛々と、黙々と、キム・ヨナは連覇を目指す。