<五輪フィギュア>憧れの人に感謝 羽生、記者会見で
毎日新聞 2月15日(土)20時26分配信
ソチ五輪で日本勢が初の金メダルを獲得した。フィギュアスケート男子で羽生結弦(ゆづる)=ANA=が優勝。ショートプログラム(SP)で史上初の100点台を出しトップに立った羽生は、14日のフリーで178.64点をマーク。合計280.09点で2位の世界選手権王者、パトリック・チャン(カナダ)に4.47点差をつけた。
【羽生のフリーを写真特集で】これが金メダリスト演技だ!
羽生は15日、五輪公園内で記者会見した。世界選手権3連覇中のパトリック・チャンを破っての優勝に、「(今季の)グランプリシリーズ全試合をパトリック選手と戦い、試合をこなすごとにどうやって自分自身を超えられるかを、一つ一つ考えた。それが今回の五輪という舞台にも通用したのかなと思う」と振り返った。
会見に同席した橋本聖子選手団長は「羽生選手は五輪の恐ろしさを実感していると思う。五輪というすごい舞台の中で金メダルを獲得できたのは彼の実力」とたたえた。さらに、「(チャンのミスにも救われ)自分自身で取った金メダルだと思っていないというところがすごい。(自分が納得のいく演技をこなし)本当の意味での金メダルを取りたいと思ってくれたのは、強化の財産だと思う」と、さらなる成長に期待した。
羽生は会見で、幼少の頃からの憧れの存在で、今回のSPを棄権して現役引退を表明したエフゲニー・プルシェンコ(31)=ロシア=についても触れた。「プルシェンコ選手には今でも憧れている。僕にとっては五輪の舞台は、(2002年ソルトレークシティー五輪で)プルシェンコ選手と(同じロシアの)ヤグディン選手が戦った素晴らしい舞台というイメージ」と話し、「プルシェンコ選手に憧れて僕も五輪を目指した。棄権して残念だったが、団体で実際に(一緒の舞台で)滑って夢のような感覚。今までたくさんの感動をいただいてきたので、感謝の気持ちを伝えたい」と述べた。【芳賀竜也】
最終更新:2月15日(土)22時55分
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