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【映画オタク記者のここが気になる!】児童ポルノか芸術か 母親のヌードモデルになった少女を描く衝撃作「ヴィオレッタ」
名子役の代名詞だった米国のシャーリー・テンプル・ブラックさんが10日、亡くなった。享年85歳。外交官としても活躍したテンプルさんは、米国内では児童ポルノの規制強化に貢献した女性としても知られる。彼女が提唱した「シャーリー・テンプル修正条項」によって、米労働基準法は16歳以下の子供を対象にしたポルノの製造・販売を禁じることになった。
先日、ある映画を見た。5月公開のフランス映画「ヴィオレッタ」。12歳の少女ヴィオレッタは写真家の母親(イザベル・ユペール)のモデルになるが、ヌードになることを要求され激しく抵抗する。ヴィオレッタのモデルは監督のエヴァ・イオネスコ(48)本人だ。
母親のイリナ・イオネスコは5~13歳の裸のエヴァを撮影した写真集「鏡の神殿」を1977年に発売した。2004年には写真集「エヴァ」が日米同時出版され、バロック調の官能的な作品は日本を含めて世界で話題になったが、娘のヌードを被写体にした写真は「児童ポルノか芸術か」といった論議を呼んだ。
エヴァ監督は、本作を撮った理由について「子供時代の苦痛な出来事について、ずっと(原案を)書きたいと思っていた」と語っている。大人っぽい服やアクセサリーを身に着けて化粧を施し、母親の言う通りのポーズをとるヴィオレッタ。母親に連れられて大人の社交場に出入りし有頂天になるが、モデルをしていることが同級生に知られていじめられる。
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