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【忙しい人必読】睡眠不足がもたらす25のリスク

公開日時:2014年02月15日 10時00分 更新日時:2014年02月15日 10時00分

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123RF
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しっかり睡眠を取らなくてはいけないとわかっていても、忙しいときに時間を確保する手っ取り早い方法は睡眠を削ること。しかし、それが積み重なればやはり弊害が出てしまう。本日は自戒の意も込めて睡眠不足が引き起こす問題をまとめてご紹介しよう。

1. 怒りっぽくなる

睡眠不足の状態が続くと感情の起伏が激しくなり、人から話しかけられるなど、仕事を妨げられるようなことをされると、普段よりイライラし、怒りっぽくなる。

2. 頭痛

睡眠不足が頭痛を引き起こす明確な理由はまだ解明されていないが、睡眠不足が片頭痛の引き金になること、睡眠時無呼吸症候群の人は起床時に頭痛を伴っている場合が多いことが知られている。

3. 学習能力の低下

睡眠不足は記憶力を低下させる。普通なら、同じ課題を繰り返すと作業効率が上がるものだが、睡眠不足の状態が続くと、それもままならなくなることが実験で証明されている。それを裏付けるように、学校の始業時間を1時間遅くしただけで(=睡眠時間が増える)、中学生の標準テストの成績がアップしたとの研究報告がある。

4. 体重増加

睡眠不足が続くとホルモンのバランスを崩れて衝動を抑えることが難しくなり、肥満につながる。

5. 視力低下

睡眠不足が視野狭窄、複視(物が二重に見える)、かすみ目を招くこと、ひどいケースでは幻覚を見る場合があることが知られている。

6. 心臓病

4時間程度の睡眠が続くと心拍数が上がる。また睡眠不足の状態にある人は、心臓病マーカーとして知られる「C反応性タンパク」の濃度が上がることが知られている。

7. 反応が鈍くなる

士官候補生や運動選手を被験者として行った複数の研究により、睡眠不足の状態だと瞬時の判断をすべき場面で反応速度が下がることがわかっている。

8. 感染症

睡眠不足の状態になると体の免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなる。

9. 金銭面でリスクを取る

ボランティアを用いた実験により、金銭面の意思決定をする際、睡眠不足の状態だと、損失を防ごうとするより、リスクを取って儲けようとする傾向が高くなることがわかった。

10. 過剰な尿産生

寝ている間は尿の産生量が減るのが普通だが、睡眠不足の状態に陥ると、尿の産生が過剰になり、子どもの場合は夜尿、成人の場合は夜間頻尿につながる可能性がある。

11. 注意力散漫

睡眠不足の状態だと課題に集中できなくなるのは研究でも実証されているうえ、多くの人が身をもって実感していることだろう。

12. ワクチンの効果が下がる

ワクチンを接種するとウイルスに対する抗体ができるが、睡眠不足の状態にあると、抗体の数が増えず、ワクチンの効果が長く持続しないという研究結果が出ている。

13. 口が回らなくなる

徹夜明けなどに経験がある方も多いかと思うが、睡眠が奪われると、同じ言葉を何度も言い直したり、話し方が単調になったり、自分が考えていることをうまく表現できなくなったりする。

14. かぜをひきやすい

かぜのウイルスにさらされた場合、睡眠不足の状態が2週間続いていた人は、しっかり睡眠が取れていた人より感染する確率が3倍高くなるという研究結果が出ている。

15. 胃腸障害

炎症性腸疾患に睡眠不足が重なると、症状が悪化したり、いったん良くなっても再発するリスクが高くなることが知られている。

16. 交通事故

睡眠不足が居眠り運転のリスクを高めることは説明するまでもないだろう。

17. 性欲減退

性欲にはテストステロンというホルモンが関係しており、睡眠不足が続くとテストステロンのレベルが低下することが知られている。

18. 痛みに敏感になる

ある研究で、痛みの閾値(痛みにどこまで耐えられるか)を調べたところ、徹夜明けの被験者は閾値が低下することが判明した。

19. 糖尿病

体が睡眠を欲しているのに眠らずにいると代謝機能がバランスを崩し、インスリン耐性を引き起こすリスクが高くなることが知られている。

20. ぞんざいになる

一晩眠らなかっただけで、外科医がミスをおかす確率が20~32%上がるとの研究結果がある。また、射撃、ヨット競技など、正確さを求められるスポーツでも睡眠不足は選手がミスをおかす確率を上げる。

21. がん

睡眠とがんの関係については研究が始まったばかりだが、概日リズムが乱れるなどして不眠に陥ると免疫機能が低下することがわかっており、睡眠不足はがん(大腸がん、乳がんなど)の発症リスクを高めると考えられている。

22. 記憶障害

高齢者が睡眠不足の状態になると、脳の構造が変化し、長期記憶が損なわれる可能性がある。

23. 遺伝子破壊

ある研究により、6時間以下の睡眠が1週間続くと、免疫やストレス反応にかかわる遺伝子を含む700以上の遺伝子が通常の働きをしなくなることが判明した。

24. 抑鬱

幸福度が高いからよく眠れるのか、よく眠れないから幸福度が下がるのかを判断するのは難しいところだが、不眠は鬱病発症のリスクを高め、不眠の問題が解決できると、鬱症状の改善につながる可能性が高い。

25. 死

以上のように睡眠不足は様々な健康上の問題を引き起こす。その先にあるものは死であり、睡眠不足と早死にや死亡率の関連性を実証する研究結果もいくつか出ている。

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