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エアコンの設定温度を上げても、なんだか寒い…そんなことないですか?

例えば、真夏の20度は涼しいと感じるのに、真冬の20度は暖かいと感じます。このように人間の気温の感じ方について様々な変数があり、気温(室温)というのはその要素の一つに過ぎません。

ポイントは「体感温度」

「体感温度」とは、文字通り人が身体で「暑い」とか「寒い」とか感じる温度のことです。

冬は部屋が暖かくても、大きな窓の前に立つと、ヒヤッとしますね。窓の冷たい表面温度を、体が感じているからです。

周りの気温に関係なく体感温度は調整できるものなのです。

逆に言えば体感温度を上げることができれば必ずしもエアコンやストーブなどは必要ないということです。

「体感温度」を上昇させるには?

▼ポイントは「首」!

衣類で包まれている他の部位に比べ外気にさらされやすい場所や、衣類の隙間にあたる手首や腰回り、床に近い足首や足の裏から熱は逃げていきます。

首(頚部)、手首、足首の3つの首は、動脈が皮膚に近い位置にあるため、温めれば体に流れる血液も温まるために、人の体感温度に大きく影響を与える部分です。

血管を流れる血液が持つ熱を逃がさないよう、タートルネックやネックウオーマーを活用して暖めましょう。

「頭寒足熱」という言葉から冷やしたほうがいい印象の頭ですが、体感温度を上げるという視点で考えた場合、室内でもニット帽などの帽子をかぶると体感温度が大きく上昇します。

部屋の中なら、パーカーもかぶっちゃうほうが体感温度UPです。

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(財)省エネルギーセンターが実施した調査「着衣の工夫と体感温度等の違い」によると、服を着ることで得られる体感温度の上昇は以下の通りです。


・上着を着る(2.3℃)
・下着を長袖+ズボン下(0.9℃)
・膝掛けをする(2.5℃)
・フリースなどをもう一枚着る(2.2℃)
・靴下を履く(0.6℃)さらに、スリッパを履く(0.6℃)

カッコの中が上昇する体感温度です。

▼姿勢を正す!

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しゃきっと!

体が冷えるのは動かないからです。体が動けば筋肉を使うので血がめぐり、自然と暖かくなります。

じっとしているときでも筋肉を使うには、正しく座ることが一番

座るときに膝を開かずくっつけているだけでも、足の筋肉が使われているのがよくわかります。

猫背にならないよう骨盤を寝かせずに立てて、坐骨(ざこつ)で座る意識を常に持って座っていると、下腹部や背中の筋肉を使っているのが実感できます。ねこ背の人は姿勢を正すだけでだいぶ体が温まります。

長い時間同じ姿勢をしないこと。たまにストレッチをして、体の血行を促しましょう。

▼やっぱり加湿!

室温が上がると一般的に湿度は下がってしまいます。湿度が下がってしまうと室温ほどの体感温度を得ることができません。

空気が乾燥していると往々にして体感温度は低くなり寒く感じます。

体感温度を上げるためには加湿器を使ったり、ぬれたタオルを室内に干したり、コップに水を張るなどして湿度を上げる必要があります。

洗濯したバスタオルをそばに干したところ一時間後には60%まで上昇しました。バスタオルから1m以上離れた場所でも60%の湿度をキープしており、表面積の大きい濡れバスタオルは部屋中の湿度を上げるにはお勧めの方法です。

湿度は40%~60%が快適とされる範囲です。

逆に湿度が上がりすぎると、結露が発生してしまいます。水蒸気が多いと感じたら、すぐに換気を行いましょう。

▼寒いところをなくす!

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せっかくの温かい空気が逃げてませんか?

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BlueMondayさん

カラダに関する気になったことを、まとめていきたいと思います。だれかのお役に立てれば幸いです。