2014年2月15日23時41分
文化庁後援の公募美術展「全日展」で23の県知事賞受賞者が架空の人物であることがわかった問題で、福島県は15日、昨年の同美術展に出した知事賞を取り消すと発表した。主催団体の任意団体「全日展書法会」(東京)が取り消しを求め、賞状を返送してきたという。
県文化振興課によると、同会は、昨年の福島県知事賞受賞者が架空の人物であることがわかったと説明したが、会として偽名で出展したことは否定したという。
県は同美術展に2010年から知事賞を出しており、同課は「報道が事実とすると大変遺憾。引き続き厳正に審査したい」としている。10~12年の受賞者については、同会を通じて連絡先がわかり、実在が確認されたという。
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