「前田敦子」をしごく「蜷川幸雄氏」の大冒険〈週刊新潮〉
Book Cafe 矢来町ぐるり 2月14日(金)12時11分配信
秋葉原の小劇場でオタクを沸かせた少女が、世界の“蜷川劇場”に立つとは。
元AKB48・前田敦子(22)が、あの蜷川幸雄氏(78)演出で初舞台に挑戦だ。
7月のBunkamura25周年記念公演『太陽2068』(東京・渋谷、シアターコクーン)で、旬の俳優・綾野剛(32)が舞台初主演。蜷川組の成宮寛貴(31)らが脇を固め、戯曲は、今年40歳の劇作家・前川知大がその代表作を書き直したSFモノ。バイオテロで変異し太陽光の下で活動できなくなった人間(成宮ら)と、普通の人間(綾野、前田ら)の社会を描く。
「前川さんは荒唐無稽なSFの設定で、現代社会の問題を鋭くえぐる人間ドラマを見せます。装置や台詞は最小限でも内容は多弁で、物語が抜群に面白い。3月には市川猿之助の『スーパー歌舞伎II』作・演出も手がけます」
と、映画・演劇評論家の萩尾瞳氏。その上で、
「蜷川さんは作家でも役者でも、若いとびきりの才能を見抜き、その力を引き出すのが上手いんです」
それで前田敦子も? 抜擢理由を蜷川氏に伺うと、
「映画『苦役列車』を観て、女優として面白いなと思いました。それで一緒にやろうと口説いていて、去年12月半ばに初めて会った。ナイーブで、でも気が強そうで受け答えもハキハキして、やっぱり面白いなあと」
1月には、2月の舞台の稽古を見学に来たという。
「楽しそうでしたよ。迷ってたと思うけど、その1週間後に決めてくれた」(同)
ただ、蜷川ファンは、
「蜷川さんが選ぶ男優は間違いないが、『トロイアの女たち』(12年)で、元宝塚の和央ようかが役を掴んでいない感じで浮いていたように、女優は不思議なキャスティングのときがある」
今回は大冒険でしょうか。
「俺は個性的な女の人が好ましいからね。誰が前田敦子を乗りこなせるかと、みんなが遠巻きで楽しむ中でやってみる。まだ生で演技は見てないけれど、率直に注文したら、ちゃんと返してくれそうだ」(蜷川氏)
しごきがいアリ!?
※「週刊新潮」2014年2月13日号
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最終更新:2月14日(金)12時11分
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