東横線 後続の電車が追突18人軽傷2月15日 5時40分
15日未明、川崎市にある東急東横線の元住吉駅で、下りの電車に後続の電車が追突して乗客18人が軽いけがをしました。
追突した電車の運転士は「電車に近づいたことに気付き、ブレーキをかけたが間に合わなかった」などと話しているということで、警察が詳しい状況を調べています。
15日午前0時半ごろ、川崎市中原区の東急東横線の元住吉駅で止まっていた元町・中華街駅行きの8両編成の電車に後続の電車が追突し、追突した電車の先頭から2両が脱線しました。
この事故で、いずれも乗客で男性8人、女性10人の合わせて18人がけがをし、病院に運ばれました。
いずれも軽傷だということです。
追突された電車に乗っていた27歳の男性は「元住吉駅に到着した際、『停車位置を行き過ぎたので戻ります』とアナウンスがあった。そのあと電車は止まったままだったが、突然、強い衝撃を受けて停電になり、車内が真っ暗になった」と話しています。
警察によりますと、追突された電車はホームをおよそ30メートル行き過ぎていたということです。
一方、追突した電車の運転士は「電車に近づいたことに気付き、ブレーキをかけたが間に合わなかった」などと話しているということです。
東急東横線は大雪の影響でダイヤが乱れ、電車と電車の間隔が詰まっていたということで、警察は前の電車が停車位置を行き過ぎて止まったところに後続が追突したとみて、ATC=自動列車制御装置の作動状況を含め事故の原因を調べています。
運転再開「見通し立たず」
東急電鉄の広報室は「けがをされた方には本当に申し訳なく、心からおわび申し上げたい。今のところ、オーバーランについても追突についても原因は全く分かっていない。雪の影響もあるかもしれないが、車両や安全対策などあらゆる面から原因を究明し、再発防止策を検討していく。運転再開の見通しは立っていないが、一刻も早く復旧させるため全力で取り組んでいく。利用者にはご迷惑をおかけし大変申し訳ありません」と話しています。
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