【ソチ五輪】ケガに偽作曲家騒動…試練続きの第一人者・高橋、集大成のフリーへ
産経新聞 2月14日(金)14時31分配信
【ソチ=田中充】逆境の中で迎えた3度目の五輪。SPを滑り終えた高橋大輔(関大大学院)は3位に0.58点差の4位発進と、2大会連続のメダル獲得へ望みをつないだ。
不調だった4回転ジャンプは大きく回転が不足し3回転の判定。それでも、粘ってトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と連続3回転を跳んで立て直した。ステップと3つのスピンはすべて最高難度のレベル4を獲得した。
昨年11月に右膝周辺の痛みが再発。けがの影響もあって年末の全日本選手権で5位に沈んでの代表選出だった。
「あと1カ月。ここでやらなきゃどこでやるという感じ」。焦る気持ちにコンディションが追いつかず、1月下旬からモスクワで行った最終合宿でも追い込んだ練習ができなかった。
我慢の調整を強いられる中、五輪開幕前には、SP曲「ヴァイオリンのためのソナチネ」の作曲者が別人だった騒動まで起きた。度重なる試練にも、高橋は「自分ができることをやるだけ」と言い続けてきた。
日本男子を牽引してきた27歳の人気ぶりを示すように、演技前に名前がコールされると、日本から訪れたとみられる女性ファンらが広げた日の丸や応援タオルが会場のあちこちで揺れた。
3位から11位の町田まで3.50点差以内にひしめく大混戦に、「4回転でミスしたので、まさか4位とは思わなかった。最後まで希望を捨てずに滑りたい」。勝負のフリーへ向け、言葉に力を込めた。
最終更新:2月14日(金)14時31分
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