蹴球探訪
原 博実 日本の船頭になる(1月20日)
トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事
【プロ野球】松井裕は久米島キャンプ打ち上げ 星野監督「彼は合格」2014年2月14日 紙面から
楽天のドラフト1位、松井裕樹投手(18)=桐光学園=が納得の投球で沖縄・久米島キャンプを締めた。予定されていた13日のフリー打撃登板は悪天候で中止となったものの、ブルペンで「このキャンプで一番良かった」という投球を見せた。 雨粒がテントの屋根をたたく音を遮るように、心地よいミット音がブルペンに響いた。キャンプ9度目のブルペン入りとなった左腕は51球のフィニッシュ。「スッキリと気持ち良くキャンプを終えることができます」と白い歯を見せた。 新人で唯一の1軍スタート。星野監督が「気疲れもあったと思う」と気遣うように、慣れない環境での日々が続いた。松井裕自身も「まず乗り切るだけで精いっぱい。大変でした」と振り返ったが、それでもブルペンでのボールは、やはり一級品。対外試合が始まる14日からの沖縄本島切符をつかんだ。 この日はフォームのバランスも良く、指揮官も「投手陣全体では合格とは言えないけども、彼は合格だね」と納得の表情。流れたフリー打撃での投球は、練習が再開される15日以降に持ち越しに。「これからいくらでもできると思う。焦らずにやりたい」と語った黄金ルーキーは、本島に移動後はセットポジションでの投球も始める予定だ。 「まず開幕1軍に残れるように、試合で自分の力を出し切りたい。そこで見つかった課題を次へのステップにつなげていければいい」。実戦デビューは、カウントダウンに入っている。 (井上学) PR情報
おすすめサイトads by adingo
|