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IAEA 汚染水の海への放出も検討を2月14日 6時13分
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東京電力福島第一原子力発電所の廃炉作業を検証してきたIAEA=国際原子力機関は、日本政府に調査報告書を提出し、増え続ける汚染水の問題について、放射性物質をできるかぎり取り除いたうえで、海へ放出することも検討すべきだと助言しました。
IAEAは、日本政府の要請を受けて、去年11月、福島第一原発の廃炉作業を検証するための2回目の調査団を日本に派遣し、国や東京電力から聞き取り調査を行ったほか、福島第一原発を視察しました。
IAEAは、日本政府に提出した調査の最終報告書を13日公表し「安全な廃炉に向けた計画などに進展があった」として、日本の対応について一定の評価をしました。その一方で、多くの課題が残り、難しい状況だと指摘し、とりわけ、増え続ける汚染水の問題については、長期的な視点に立って、あらゆる方法を考慮する必要があるとしたうえで放射性物質をできるかぎり取り除いて国の基準を下回る濃度に薄めた形で、汚染水を海に放出することも検討すべきだと助言しました。
ただ、IAEAは海に放出する際には環境への影響などを事前に十分調査することが重要だとも指摘していて、日本政府に対して支援を提供する用意があるとしています。
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