岩貞のクロスファイアを目の当たりにし、他球団スコアラー陣も警戒を強めた【拡大】
1月の新人合同自主トレ中に体調不良で離脱。キャンプインは安芸で迎え、前日12日にようやく沖縄に合流した。しかし能見、藤浪、メッセンジャーに次ぐ先発の名が挙がってこない現状、出遅れを補うだけの能力は十分。和田監督も、「それ(クロスファイア)が持ち味だからね。近くにいい見本(能見)がいるんで、しっかり観察して勉強してほしい。(ローテの)競争に入ってくる、争う力は十分に持っている」とうなずいた。
「(能見さんの投球を)見たい気持ちはありましたが、キョロキョロするわけにはいかないので集中して投げました」と初々しく話したルーキー。巨人の村田、長野ら右打者の懐を能見のようにえぐる-。そんなシーンを、是非ともシーズンで見たい。(西垣戸 理大)
岩貞のブルペン投球を視察した中日・井本スコアラー 「右打者のインサイドへのクロスファイアや、ひざもとへのスライダーの制球はされていた。能見もクロスファイアをうまく使って、チェンジアップとか落ち球を持っている。(岩貞の)きょうの投球で落ち球(落とす変化球)は見ていないからわからないけど、落ち球をうまく使えれば、能見みたいなスタイルじゃないか」
(紙面から)