ブルペンで中西投手コーチ(左)と話す呉昇桓【拡大】
前回9日のピッチングでは、呉の左足が地面につきかけてから、もう1歩踏む出す独特の投げ方が審判団の審議対象となった。そのため、左足をそのまま下ろす工夫を数球ほど行うシーンも…。新助っ人に熱視線を送った指揮官は途中、審判団と会話を交わすなど、現状を確認。審議の結論はまだだが「この間の話(2段モーション)もあったしね。進展はないが、公式戦になってからでは遅い。日々、確認しながら」と説明した。
まずは次なるステップ、フリー打撃登板へ。呉は「まだ試合じゃないんで、自分の練習をするだけです」と静かに話した。15日にも務め、自慢の石直球を虎戦士にお見舞いする。いつ何時もベストを尽くすスタンスは不変だ。(小松 真也)
呉昇桓への審判“物言い”VTR
2度目のブルペン入りとなった9日、見守った審判団と中西投手コーチらが協議。独特な左足の動きに“2段モーション”の疑いが浮上し、友寄審判長は「『どうなんだろう?』という話が出た。(現時点で)ダメという話ではないが、統一した見解が決まればチームに伝えます」と説明。和田監督は「何回か(審判と)話をしなければいけない」と話していた。
(紙面から)