4日ぶりにブルペンに入った呉昇桓(手前)。後ろでは中西投手コーチも見守った(撮影・中島信生)【拡大】
阪神春季キャンプ(13日、沖縄・宜野座)雨脚が強まった午前11時半頃、傘を差すファンの表情が一気に晴れた。新守護神が4日ぶりにブルペンに降臨。呉はエンジンを温めるように真っすぐのみを30球投じた。
「(球数は)この前(51球)が多かったので、減らしたかった」
第2クール終盤に、日本のキャンプでは異例の2日連続ノースロー調整を行っていた。そこにオフも重なり、投球練習場に足を運んだのは、実に9日以来。それでも、きれいな球筋で甲高いミット音を響かせ、周囲を安心させた。投げ始めには投球フォームの微調整にも取り組んだ。和田監督が代弁した。
「(フォームの微調整は)そういう感じがした。いちいち、そういう(審判の)話があると気になるだろうから。クリアしていこうという考えはあるんじゃないか」