「大ちゃんはチャンプ」広島青山がエール
フィギュアスケートの高橋大輔(27=関大大学院)に、サッカー界の幼なじみからエールが届いた。昨季、日本代表に初選出された広島MF青山敏弘(27)と高橋は、保育園から中学まで同じという幼なじみ。広島ではJリーグ2連覇の立役者で、6月のW杯ブラジル大会を目指す日本屈指のボランチから「大ちゃんは昔からチャンピオンだから」と集大成の五輪で金メダルを期待された。
集大成を迎える高橋に、6月のW杯ブラジル大会を目指す幼なじみからエールが届いた。高橋はJリーグ広島のMF青山と、地元岡山県倉敷市で15歳まで同じ学校で過ごした。
青山 大ちゃん(高橋)とは、連島(つらじま)保育園から連島中学校まで一緒だった。小さいころは駄菓子屋で買い食いしたり、一緒にやんちゃなこともしていた。学校の廊下をくるくるっと(回転)していたこともあった。別々の高校に進学した後、僕の中学校時代のガールフレンドが、大ちゃんのガールフレンドになったこともあったな。
高橋は中学時代からフィギュアの全国大会で優勝を果たして、町のヒーローだった。
青山 昔からとにかくすごい人、すごい選手。中学の時は国体優勝して、新聞にでかでかと載っていたし、校舎にも「高橋大輔国体優勝」と掲げてあった。選手として、あれだけ魅力があって、みんなが高橋大輔のようにと目指してもできないし、うらやましい。
高橋は08年の右膝手術を乗り越えて10年バンクーバー五輪で銅。今回も右脛骨(けいこつ)負傷と闘ってソチに立った。青山も09年から3年連続で左膝手術。けがを乗り越えて、昨季まで2年連続Jリーグベストイレブンを受賞した。
青山 必死にリハビリして、そのつらさはある程度わかる。それを乗り越えて五輪に出たのはすごい。その気持ちもわかるところはある。大ちゃんが日本一になっても当たり前といえば当たり前。それが普通。(10年バンクーバー五輪)銅メダルをとっても驚かなかった。特に何も思わない。五輪で優勝してないのが、不思議なぐらい。だって大ちゃんは昔からチャンピオンだから。
フィギュアとサッカーと競技こそ違うが、旧友の熱い声援を受けた高橋がソチのリンクで燃えている。【益田一弘、辻敦子】
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