最古級の須恵器工房跡発見、福岡 5世紀後半福岡県筑前町教育委員会は13日、古墳時代の須恵器生産地の一つ、小隈窯跡(同町下高場)で、全国で最古級となる5世紀後半の工房跡が見つかったと発表した。同じ時期の窯跡も見つかり、町教委は「須恵器の生産過程全体を知ることができる重要な発見」と説明している。 町教委によると、須恵器は古墳時代に朝鮮半島から技術が伝わった硬質土器。見つかった工房跡は縦5メートル、横2・5メートルの長方形で、ろくろを据えたと見られる跡や粘土の塊も出土。ほかに住居跡や高坏などの須恵器が見つかった。 小隈窯跡ではこれまで5世紀前半の窯跡が見つかっている。 【共同通信】
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