「明らかに福島第1原発事故を揶揄(やゆ)したフレーズ。韓国では日本からの海産物輸入が中止になるなど、事故による放射能の影響が連日、取り沙汰されている。編集部にすれば、その世情を踏まえたブラックジョークのつもりだったのだろうが、あまりに不謹慎だった」(高月氏)
事態収拾のため、同誌は、2月3日付の公式HPに「2月号の表紙に不特定多数の日本人の方々に不快感を与え、傷つけるフレーズが含まれていたことについておわび申し上げます」との謝罪文を出した。
だが、転んでもただでは起きないのが「反日」に染まる韓国メディア。今回の事態を招いた原因として噴飯ものの言い訳もしてみせた。
「最近繰り返される独島(ドクト、日本名・竹島)関連の妄言や独島紛争化(ICJ提訴)、安倍首相の靖国神社参拝、慰安婦問題などを意識して日本への非難と嘲笑を込めることが間違った方向にいってしまった」(同誌HPより)
失態の責任を日本に転嫁するかのような説明だ。
著書『呆韓論』(産経新聞出版)がベストセラーとなっているジャーナリストの室谷克実氏は「体面を何より重んじる韓国人は、基本的に謝らない。自分のプライドが許さないからだ。マスコミにもこの傾向はあてはまる。間違いがあっても、謝罪文を出すのは異例中の異例で、謝罪に追い込まれる事態になれば、『原因究明』『解明』という言葉を持ち出してごまかす」と指摘。
「言い訳として靖国参拝や歴史問題などを持ち出したのは、『反日』が免罪符になっているからだ。『反日』をアピールしてお茶を濁そうとする意図が見え見えだ。彼らは失敗から学ぼうとする姿勢に欠けている」と嘆息する。
“何とか”につける薬はないというが…。