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最終更新:2014年2月13日(木) 19時12分

中継サーバーで不正アクセスの疑い、中国人2人を逮捕

 ネットバンキングの不正送金事件などにも使われた『プロキシ』と呼ばれる中継サーバーの管理会社が、警視庁に摘発され、社長ら、中国人の男2人が逮捕されました。

 逮捕されたのは、東京・豊島区にある中継サーバーの管理会社社長、劉傳聞容疑者(34)ら中国人の男2人です。2人は去年10月、不正に入手した日本人男性(30代)のIDとパスワードを使って、プロバイダのサーバーに不正にアクセスした疑いが持たれています。

 警視庁によりますと、中国にいる560人以上の中国人が、この会社の中継サーバーを経由し、日本のプロバイダに接続していました。

 こうした『プロキシ』と呼ばれる中継サーバーを経由してインターネットに接続すると、端末を特定するPアドレスが、中継サーバーのものに置き換わり、接続先に対し、利用者の素性を隠すことができるということです。

 2人は容疑を否認していますが、この中継サーバーは、ネットバンキングの不正送金事件などに使用されていて、警視庁は実態解明を進めています。(13日18:28)

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