完全燃焼の健介、今後は「スノボ挑戦」
2014年2月14日
ダイヤモンドリングの佐々木健介(47)が13日、都内のホテルで会見し、現役引退を正式発表した。引退試合は行わず、引退の意思を表明した11日・後楽園ホールでの中嶋勝彦(25)戦がラストマッチとなった。
黒いスーツ姿の佐々木は「2月11日の試合後に言った言葉がすべてです。長きにわたり、ありがとうございました」とあいさつし、深々と一礼。理由を聞かれると、「勝彦との試合で負けたとき(弟子の成長を感じて)うれしかった。今まで負けたときは悔しかったのに。その言葉が頭をよぎったとき、佐々木健介というプロレスラーは終わったなと思った」と振り返った。佐々木は中嶋戦後、リング上で「もう思い残すことは何もない」と発言していた。
頸椎椎間板(けいついついかんばん)ヘルニアを手術し、12年10月から翌年2月まで欠場。復帰後は爆弾を抱えながら戦ってきたが、最近は近年になく体調が良かったという。体重もベストの115キロだった。それだけ電撃的な決断だった。中嶋戦で「納得した」からこそ、引退試合は行わない。「引退興行をやって納得できなかったら嫌」とプロレスにすべてを捧げた男らしく話した。
今日の一面・終面
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