韓国、来月イランに原油代金の送金開始=関係筋
[ソウル 12日 ロイター] -銀行関係者によると、イランの核開発問題をめぐり国外で凍結されていた原油代金のうち、韓国の金融機関に凍結されている代金が来月イラン側に支払われることになった。
米英ロなど6カ国は昨年11月、イランがウラン濃縮活動の制限などを履行する見返りに、経済制裁を一部解除することで暫定合意した。これに伴い、イラン国外で凍結されている同国産原油の売上金のうち、42億ドルが7月までにイラン側に分割で送金されることになっている。
関係筋が今月5日に明らかにしたところによると、日本がまず今月初め、イランに原油代金の送金を開始している。
韓国の送金額は不明だが、関係筋によると、イランは2013年末時点で、ウリィ銀行WOORIA.ULと韓国中小企業銀行(024110.KS: 株価, 企業情報, レポート)に合わせて最大56億ドルの資金があった。
別の関係筋によると、送金は3月の初旬と下旬の2回に分けて行われる。
ウリィ銀行と韓国中小企業銀行はコメントを拒否している。
韓国中銀と企画財政省の当局者は、イランへの送金についてはまだ何も決定していないと述べた。
© Thomson Reuters 2014 All rights reserved.
中国の不良債権、さらに増加へ
中国の銀行の不良債権比率が昨年末時点で1%となり、11年末以来2年ぶりの高水準に。今年もさらに増加する見通し。
記事の全文 | 特集ページ