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サイパンの新生児の7割、母親は中国人=子どもの米国籍目当て、「出産ツアー」に殺到―米メディア

配信日時:2014年2月14日 1時27分
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10日、米ABCは、出産のためにサイパンを訪れる中国人観光客が増えていると伝えた。統計によると、サイパンの新生児の71%がこうした中国人女性によるものだ。資料写真。
2014年2月10日、米ABCによると、出産のためにサイパンを訪れる中国人観光客が増えている。環球時報が12日付で伝えた。

米国領のサイパンは、ビザなしで45日以内の滞在が可能な上、米国領で生まれた赤ちゃんには両親の国籍を問わずに米国籍が与えられる。こうした子どもたちが将来、米国に移住する際には、米国籍を持たない両親を一緒に連れていくことが可能だ。

中国の旅行会社が売り出している観光と出産をセットにしたパッケージツアーは約277万円。ネット上には斡旋業者も存在し、旅行会社を通さずに個人で行くことも、ハードルはそれほど高くないという。

統計によると、サイパンで出産した中国人妊婦は、2009年の8人から12年には282人と35倍に増えている。サイパンの新生児の71%がこうした中国人によるものだ。

こうした出産自体に違法性はないが、「米国籍目当て」と批判の声もある。サイパンのある議員は「問題がこれ以上大きくなる前に、制限をかける必要がある」とした上で、米国土安全保障省に協力を要請したことを明らかにした。(翻訳・編集/NY)
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