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都知事選 NHK出口調査から
02月09日 20時10分

NHKは投票日の9日、東京都知事選挙での有権者の投票行動や意識を探るため、都内64か所の投票所で投票を終えた有権者およそ7000人を対象に出口調査を行い、76%に当たる5300人余りから回答を得ました。
一方、8日までに有権者の9%余りが期日前投票を済ませていますが、これらの方々は調査の対象にはなっていません。
NHKが行った出口調査によりますと、東京都知事選挙は無所属の新人で元厚生労働大臣の舛添要一さんが、いずれも新人の宇都宮健児さんや細川護煕さんなどほかの候補を引き離して、極めて優勢です。
NHKの出口調査によりますと、舛添さんは自民党の支持層の70%近く、公明党支持層の80%余りから支持を得たほか、支持政党のないいわゆる無党派層からも最も多いおよそ30%の支持を集めました。
NHKが行った出口調査で、東京都知事選挙に投票した人にふだんどの政党を支持しているか聞いたところ、自民党と答えた人が最も多く38%、民主党が8%、日本維新の会が2%、公明党が4%、みんなの党が1%、共産党5%、社民党が1%などとなっています。
支持政党別にどの候補者に投票したのか見ていきます。
自民党と答えた人のうち、最も多くの支持を集めたのは舛添さんで、70%近くを占めました。
田母神さんは10%余り、細川さんはおよそ10%でした。
自民党東京都連の推薦を受けた舛添さんが、自民党の支持層を固めたことが分かります。
民主党と答えた人の投票先をみますと、細川さんが40%余り、宇都宮さんと舛添さんがそれぞれ20%余りでした。
一方、「支持政党なし」と答えたいわゆる無党派層は39%でした。
投票した候補者は、舛添さんがおよそ30%、宇都宮さんと細川さんが20%余り、田母神さんがおよそ10%でした。
過去の選挙で、結果を大きく左右してきた無党派層ですが、今回は特定の候補に集中せず、投票先が分かれる形となりました。
「候補者を選んだ理由」を尋ねたところ、「政策・公約」と答えた人が最も多く50%、次いで「人柄・イメージ」が17%で、「経歴・実績」が16%、「行政手腕」が5%、「政党・政治家の支援」が4%でした。
「最も重視した政策は何か」尋ねたところ、「景気・雇用対策」と答えた人が最も多く、31%でした。
次いで「原発などエネルギー政策」が22%、「医療・福祉の充実」が21%、「首都直下地震など防災対策」が8%、「教育・子育て支援」が7%、「東京オリンピックの準備」が4%でした。
このうち最も多かった「景気・雇用対策」と答えた人のうち、60%余りが、舛添さんに投票したとしています。
一方、宇都宮さんや田母神さん、細川さんに投票したという人は、それぞれ10%前後にとどまりました。
次に多かった「原発などエネルギー政策」と答えた人の投票先は、原発のない社会の実現を訴えた細川さんが60%余り、宇都宮さんがおよそ20%と、分かれました。一方、舛添さんはおよそ10%にとどまりました。
さらに「医療・福祉の充実」と答えた人は、およそ60%が舛添さんに投票したと答え、次いで宇都宮さんがおよそ30%でした。
福祉の充実を主に訴えた2人が支持を集めました。