金ヨナ「日米の選手じゃなくて良かった」と本音
読売新聞 2月13日(木)15時12分
ソチ五輪のフィギュアスケート女子で連覇を狙う金妍児(キムヨナ)(韓国)が12日深夜、ソチ国際空港に到着し、「この日を心待ちにして、良い準備をしてきた。ベストを尽くしたい」と抱負を語った。
深夜の到着にもかかわらず日韓の報道陣が大挙して詰めかけ、関心の高さをうかがわせた。
時差調整のため、バンクーバー大会より早めの現地入りとなったが「体調はベスト。試合まで時間があるので、良い準備が出来る」と調整に自信を見せた。
今大会限りで引退すると表明している。「最後の試合と思うと集中できないかもしれないので、普通の試合と思って練習してきた。出来ることは全部やってきた」と述べ、最後の五輪へ強い思いをにじませた。
新種目の団体をテレビで観戦した感想を聞かれ、「日本や米国の選手じゃなくて良かった。体力的に負担が大きいから、選手へのストレスが多い。やらないほうがいい」と本音も。地元ロシアへの大声援については、「経験があるので問題ない。私の演技になれば、世界中の人々が見てくれる」と余裕をうかがわせた。(永井順子)