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【社会】

京大、iPSで血小板大量作製 輸血安定供給へ

2014年2月14日 02時01分

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、血小板のもとになる巨核球という細胞を作製し、血小板を大量に作り出す方法を京都大iPS細胞研究所などのチームが確立し、13日付の米科学誌セル・ステム・セル電子版に発表した。

 血小板は血液成分の一つで、血液がんの患者らへの輸血に利用される。献血で集められるが、保存期間は短く慢性的に不足し安定供給が課題だ。

 東京大や京大の研究者らが設立したベンチャー企業「メガカリオン」(東京)は、今回の方法で作る巨核球を凍結保存するバンクを京大に設置しており、本格的な作製を3月末から始める予定。

(共同)
 

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