「 ニッポン再起動計画!! 」

民主党政権によって止まってしまった日本の活力を再度引き出してもらいたいと思ってブログ始めました。
世論をミスリードする記事やブログに、政治経済が苦手な人でもわかりやすいような言葉で
突っ込みを入れて行きたいと思っております!


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先日の東京都知事選、舛添候補が当選した事によって、
右からも左からも、以下のような声が聞こえてきました。

「都民はバカだ」
「都民は腐っている
「都民は愚かだ」

・・・と。


まあ、
左側からこういった声が聞こえてくるのは
いつもの事ですし、

そもそも、左側の考え方にマッチしたコメントなので、
そういう発言を聞いても何も思いませんが、

私が驚いたのは、
いわゆる、自称「保守」と言っている人達から、
この「 都民が愚かである 」という発言が散見された事です。


これ、ハッキリ言いますが、
この「 都民が愚か 」的な発言をしてしまった時点で、

その人はもう、保守ではありません



なぜかと言うと、
保守というものは、
都民どころか、国民、いや、
人間そのものが
愚かである
という事を大前提としているからです。


そもそも、
人間が愚かな存在なのは当たり前の事。

その当たり前を受け入れて、
そこから何ができるのかを

現実を見据え
少しずつ改善し、
保守(メンテナンス)して行こうと考え、
一歩一歩前進していくのが

本来の保守です。


ですから、本来、保守の人であるのであれば、
わざわざ
「 都民が愚か 」なんて事は言いません。

そんなものは、
そもそも受け入れた上で
行動しているからです。


でも、そのかわり、保守はとてもしんどいです。

自らも含め、その愚かさを受け入れはしつつも、
なかなか上手くいかない、
なかなか先に進めない、
・・・と、

思うようにはできない事に
悔しさや苦しさや悲しさを感じます。

それは非常につらく、大変な事だとも思います。


そして、人によっては、
そのつらさや苦しさに負けてしまい、
陥ってしまうのが、
保守の反対側である、
設計主義 」や「 原理主義 」となります。

この設計主義や原理主義とは、
こういった、人間の愚かさによる苦しさに
耐えられなくなった事から発生した考え方です。


苦しさから逃れる為に、
自分達の考える理想(原理)に基づき
愚かなる人間をコントロール(設計しようとしてしまうのです。


そして、それらが行き着く先は、
左の代表格だったら、
スターリン毛沢東であり、
右の代表格は、
ヒトラーです。

彼らは、原理を掲げ、それを設計する為に、
愚かだと思う人間を殺しまくりました。


一説によれば、

ヒトラー : 600万人
スターリン : 2000万人
毛沢東 : 1億人

を殺したと言われています。
( これ以上殺したという意見もあります・・・。)


つまり、、、

人間は愚かである」 ⇒ 「だったら殺せ

という一番安易な方法をとってしまったのです。


単に、
自分の理想を追求する為だけに、それを行いました。


とんでもない話ですよね?


でもですね、、、
「 都民は愚かである 」と発言した人達は、
このスターリンやヒトラーや毛沢東を
非難する事はできないのですよ?


なぜかと言うと、
選挙で負けた事の理由を
「 都民が愚かだから 」
などという、とんでもなく安易な結論に導く人は、

左だろうが右だろうが関係無く、
設計主義や原理主義の要素があるからです。


本来、
選挙で勝とうと思うのであれば、
まず抑えるべきは組織票であり、
その先は浮動票です。

それをいかに確保していくのかを考え、
綿密に計算していくのが
選挙というものです。


でも、
そういった状況判断や反省も無しに、
単に、自分たちの理想が分からない都民はバカである。

などと、
超安易に結論付ける事が、

それこそ、
いかに愚かしく危険な考えであるかを

ぜひ、
再認識して頂きたく願います。


私が、
「 左側から聞こえても驚かない 」と言ったのは、
左翼である共産主義者はもともと、

社会、いわゆる人間をコントロールする事を
目的としているので、

そういった愚痴がでるのはいつもの通りだから
何も驚かなかっただけです。

もともと危険な人達だと知っていますので。

例えば、
ろくに状況や知識を得る事なく、
原発が怖い 」 ⇒「  じゃあ今すぐ全部止めてしまえ!
などというような、
超安易な思考を持つ人達ですから。


でも、
今回驚いたのは、

いわゆる自称保守の人達から、
「 都民は愚か 」的な発言が
多数見受けられた事です。


この人達は、普段、左翼の事をバカにしますが、
そんなのとんでもない!

自分達も設計主義者や原理主義者の候補生であり、
ある意味、左翼の仲間である事に

一刻も早く、気がつくべきです。


今回の選挙で保守が推していた田母神さんが、
都内の有権者の約6%しか獲得できず落選したのは、
単に戦略が圧倒的に不足していただけです。

ていうか、
そもそも勝つ気があったのかも怪しいです。


そんな現実は見もしないで
都民がただ愚かだったという安易な結論に持って行くのは、
如何に危険な思考回路であるかを知るべきだと思います。


だから、
「 都民が愚か 」的な発言をしてしまった時点で、
 その人はもう、保守ではないのです。

本来、
人間は愚かである事が大前提なのが保守ですから。


私自身、過去には、
設計主義的な考えに囚われていた時期もありました。

だから、そういった過去の自分自身への戒めも込めて、
今回はブログを書かせて頂きました。



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