「利休にたずねよ」で直木賞を受賞した作家の山本兼一(やまもと・けんいち)さんが13日、肺腺がんで死去した。57歳だった。通夜は15日午後7時、葬儀は16日午後1時から京都市北区紫野宮西町34の公益社北ブライトホールで。喪主は妻英子(ひでこ)さん。

 1956年京都市生まれ。出版社勤務を経て、2002年に「戦国秘録 白鷹伝」で長編小説家としてデビュー。「火天(かてん)の城」「千両花嫁」でそれぞれ直木賞候補になり、09年に「利休にたずねよ」で第140回直木賞を受けた。

 織田信長の居城安土城を建築した宮大工が主人公の「火天の城」は西田敏行さん主演で映画化され、茶の湯を大成した千利休の人生に迫る「利休にたずねよ」も市川海老蔵さんと父・団十郎さんの共演で昨年映画になった。