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【社会】

愛知県漁連会長らを逮捕 漁船不正登録の疑い

 小型船の名義を偽って漁船登録したとして、愛知県警は12日、有印私文書偽造・同行使などの疑いで、指定暴力団山口組系組長の宮本利之(50)=愛知県豊橋市中橋良町=と、愛知県漁協連合会会長で小中山漁協(同県田原市)組合長の小川浄(きよむ)(69)=田原市小中山町八幡上=の両容疑者を逮捕した。小型船は三河湾で大アサリの密漁に使われたとされ、県警は収益が暴力団の資金源になっていたとみている。

 県警は、同容疑で、豊橋市の暴力団組員の男(61)も逮捕する。

 捜査関係者によると、両容疑者は2011年夏ごろ、宮本容疑者が所有する小型船舶を、小中山漁協の准組合員で漁船登録資格のある組員の男の所有と偽って必要書類を作成し、県に提出して登録させたとされる。

 捜査関係者によると、宮本容疑者らは11年秋ごろから、大アサリの密漁を続けていた。密漁は200回以上に上り、県警は、2千万円以上の収益が宮本容疑者の組に流れていたとみている。

 小川容疑者は1999年7月から小中山漁協の組合長を務め、06年に県漁連の会長に就任。県警は、小川容疑者が大アサリの密漁についても把握していたとみて、暴力団のつながりも調べる。

(中日新聞)

 

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