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子ども引き渡し拒否に人身保護法適用
2月13日 19時22分

別居中の妻のもとから子どもを連れ去り、子どもを妻に引き渡すよう求める裁判所の決定を再三拒んだとして、兵庫県赤穂市の25歳の男が、人身保護法違反の疑いで警察に逮捕されました。

警察によりますと、逮捕された兵庫県赤穂市の25歳の会社員の男は、去年7月、別居中の妻の神戸市の自宅から、3歳の長男と1歳の長女を自分の家まで連れ去り、妻の申し立てを受けて翌月、裁判所が子どもを妻に引き渡すよう決定したあとも、引き渡しに応じなかったとして、人身保護法違反の疑いが持たれています。
これまでの調べによりますと、裁判所は、決定に基づいて強制的に子どもを引き離す「強制執行」を去年8月から12月にかけて3回行いましたが、男は、子どもを抱きかかえるなどして引き渡しを拒んだということです。
警察は、一連の行為が、不当に拘束されている子どもたちの救済を妨げるもので「人身保護法」に違反している疑いがあるとして逮捕しました。
警察によりますと、調べに対し男は、引き渡しを拒んだことは認めたうえで、「子どもが母親のもとに行きたくないと言った」と供述しているということです。
警察によりますと、子どもの引き渡しを巡って人身保護法が適用されるのは、全国的にも異例だということです。

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