クラゲ債?:人気の山形の水族館建設を応援する公募債

毎日新聞 2014年02月07日 17時46分(最終更新 02月07日 17時52分)

 山形県鶴岡市は、6月1日開館予定の新しい加茂水族館「クラゲドリーム館」の建設資金に充てるミニ公募債「クラゲドリーム債」6億円分を発行する。第1弾として昨年4月に3億円分を発行した際には、すさまじい反響にわずか20分足らずで完売した。これを教訓に、今回は申込期間を10日から21日までとして、3月17日に抽選で購入者を決める。【佐藤伸】

 「地域の水族館として愛着を」を合言葉に昨年4月、第1回クラゲ債3億円分を発行。利率は固定金利で0.266%と高い上に安全性が高く、おまけに全国的に人気急上昇の「クラゲドリーム館」を応援できるとあって、発行前から話題は沸騰。発売するとあっという間に売り切れた。

 関係者たちは反響の大きさに文字通りうれしい悲鳴を上げたが、「より多くの人たちに参加してほしい」と善後策を協議。抽選で購入者を決めることにした。

 発行額は前回の2倍の6億円。1人当たりの購入額は前回と同じ10万円から10万円単位で200万円まで。5年満期で償還日は2019年4月30日。

 購入申込期間は10日から21日まで(当日消印有効)。抽選日は3月17日。購入者には新水族館オープン前内覧会招待や、抽選で100人に同水族館グッズの詰まった福袋をプレゼントする。

 問い合わせは荘内銀行、山形銀行、きらやか銀行の3行と鶴岡信用金庫へ。

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