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<外貨建て社債>詐欺容疑で13人を逮捕 兵庫県警

毎日新聞 2月13日(木)15時10分配信

 大阪市中央区のコンサルタント会社「ヒューマンスタイル」(破産手続き中)が、外貨建て社債を販売しながら一部しか運用せずに代金をだまし取った疑いが強まったとして、兵庫県警は13日、社長の伊藤千秋容疑者(44)=大阪府豊中市=ら13人を詐欺容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。県警は、近畿地方の顧客延べ200人に販売して総額4億円以上を集めたとみて、実態解明を進める。

 捜査関係者によると、他に逮捕されたのは、ヒ社社員や福岡市博多区のコンサルタント会社「カイトインベスターズ」社長、鷹野健志容疑者(40)。県警は、鷹野容疑者が事件を指南したとみている。伊藤、鷹野両容疑者は否認しているという。

 伊藤容疑者らは2011〜12年、14回にわたって外貨建て社債の購入者を募り、「必ずもうかる」などと偽って販売。実際には集めた現金の一部しか運用せず、近畿地方の顧客から代金を詐取した疑いが持たれている。

 社債は南アフリカ通貨のランド建て。販売時に「3年後に元本を全額返金する。それまで9%超の利率で2、3カ月ごとに利息を振り込む」などと約束していたという。

 県警は昨年10月、国に無届けで社債を販売したとする金融商品取引法違反の疑いでヒ社などを家宅捜索。押収した資料を分析した結果、集めた現金を適切に運用していない疑いが浮上した。

最終更新:2月13日(木)16時48分

毎日新聞

 

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