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「囲碁電王戦」プロ棋士が圧勝2月11日 19時34分
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囲碁のプロ棋士と、世界最強とされるコンピューターの囲碁ソフトが対局する「囲碁電王戦」が東京で開かれプロ棋士が安定的な強さでコンピューターに圧勝しました。
「囲碁電王戦」は東京・千代田区の日本棋院で行われ、世界最強と言われるコンピューターの囲碁ソフト「Zen」が、平田智也三段と張豊猷八段にそれぞれ3番勝負で挑みました。
囲碁の場合、コンピューターソフトの実力が人間に追いついていないため、11日の対局は力の差が縮まるよう、碁盤の目の数が通常の4分の1以下しかない小さな碁盤を使って行われました。
しかし、囲碁ソフトの打ち方の研究を重ねたプロ棋士側が安定的な強さを見せ、平田三段、張八段、共にコンピューターに2連勝しました。
「Zen」の開発チームの代表で、人工知能研究者の加藤英樹さんは「プロ棋士にもミスがあったが、チャンスを生かすことができなかった。これまではコンピューターが打つ手の意外性で人間と戦ってきたが、研究を重ねられて通用しなくなってきたようだ。ソフトに改良を加え、来年こそは勝ちたい」と話していました。
一方、対局した張八段は「コンピューターの打ち方を学んでいたからこそ勝てたが、小さい碁盤ではプロとコンピューターは、ほとんど互角だと思う」と話していました。
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