♯05〈オープニングイベント〉
更新日時 2013年09月15日
13日から始まった中之条ビエンナーレ、そのオープニングイベントが
ふるさと交流センターつむじで開催されました。
テーマは『マロンの神様』。
マロン、つまり栗の木は、昔から人々の生活に多く携わってきましたが、
時代の流れと共に、少しずつその存在を生活からも心の中からも
忘れて去られてきています。
今一度、アーティストや町民一人ひとりが心の中にいる栗の木を
探す旅、それがビエンナーレというわけです。
イベントでは総合ディレクターの山重徹夫さんが出演者と共に、
中之条町各エリアの象徴として栗の実が飾られた
7本の木をつむじ広場に立てかけました。
中之条伊勢宮芸能保存会の雅楽の調べ、上州中之条太鼓の勢いある太鼓の響き、
大内基宏クインテットの洒落たジャスのサウンド、
そして古典から現代演劇までこなす吉松章さんの引き締まった狂言と
総合演出の今井尋也さんの華麗な小鼓と唄が雰囲気を盛り上げます。
また、コーポリアルマイム・ユニットのタリナイナニカと
地元の零戦のダンスも素晴らしく、たくさんの拍手が送られていました。
大盛況のうちに終わったイベントでしたが、終了後まもなく
その時間まで待っていてくれたかのように雨が降り出しました。
土地の神様と同じく、天の神様にもつむじからの思いが届いたのでしょうか。