中之条ビエンナーレ

♯03〈SATORI前〉

更新日時  2013年09月11日

ビ3-1ビ3-2
SATORIの前で制作中の上原菜摘さんです。
鮮やかな色彩。オオルリが2羽、羽ばたいています。
「オオルリは嵩山(たけやま)にもいるんですよ。でも描いている時に
この鳥の名前を聞かれることも多くて。自分の地元のよさって、意外と
住んでいると気が付かない。もっともっと、中之条の素晴らしさを描いて
いければいいと思っています」
このオオルリの絵は今日で終了。ビエンナーレ期間中は、ここから西に少し
行ったところにある、幅10メートルほどのシャッターが
次のキャンバスになります。
題材は、これも中之条には欠かせない春秋の行事である獅子舞です。
こんな大きな絵を描くのは大変じゃないですか、と尋ねたところ、
「始めはどうしようと思ったけれど、だんだんこのシャッターのキャンバスが
狭く感じてきました。次は勢いよく筆を入れるところからお客様に
見ていただいて、色々なことを感じてもらいたいですね」
とてもキュートな上原さんですが、実は別の顔も持っています。
高崎市にある手彫り印鑑店『述章堂』の五代目、目下修業の道をまい進中です。
画と印(書)、共通点はたくさんあるんですよ、とほっぺたに絵具を付けながら
ニコニコと休まずに筆を走らせていました。

 


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