右ひじの検査を終えて、沖縄入りした西岡。軽症の見通しで、表情は明るかった(撮影・岡田亮二)【拡大】
西岡が再び沖縄に帰ってきた。到着口を出た瞬間、その存在に気づいた観光客とみられる年配の男性が「ニ、ニシオカやっ」と声をあげた。スターのオーラたっぷり。黒いスーツでビシッと決めてさっそうと登場した。表情も明るい。お帰り、ツヨシ!
「やれることをやっていきます。みんなと同じメニューをこなすことにも、そんなに時間がかからないと思います」
笑顔で右ひじの状態が軽症であったことを明らかにし、早期のフルメニュー復帰を約束した。
「まだ監督とも話をしてないし、あんまり(今、空港で)いえないけど、一日も早く復帰できるようにしていきます。右ひじも炎症というかね」
詳細は明らかにしなかったが、表情は明るかった。第2クール2日目の8日、右ひじ痛を訴え、練習を早退。緊急帰阪した。週明けの10日に大阪府内の病院で精密検査を受けた。不安視された患部は比較的軽症で、ひじの腫れは認められたが、経過観察にとどまった模様だ。長期離脱という最悪の事態は避けられた。
13日からは第3クールに入る。実戦が本格化して、チームとして仕上げの時期に入る。
「みんなと連係しないとアカンから。みんなと連係したり、という(練習メニュー)のは出る」
一部別メニューになる見通しだが、さっそくできる限りチームプレーの練習には参加していく構えだ。チームを引っ張る1番打者としての存在感は、移籍2年目を迎え、より増している。早期復帰のメドが立ち、和田監督も一安心だ。