読谷村内の選手宿舎に入った岩貞(後ろは小嶋)。出遅れを否定して、意欲十分(撮影・白鳥恵)【拡大】
夕方に宿舎到着後、和田監督を訪ねた。「よろしくお願いします」。虎将との握手でより一層闘志が高まった。
和田監督は岩貞について「ブルペンでもキレのいい球を投げている(と報告を受けた)」と期待を寄せた。13日のブルペンでの投球内容を見て、実戦登板の予定を組むことを明かした。
“能見2世”の球春がここから始まる。即戦力左腕が猛チャージをかける。
岩貞のここまで
★1月16日 発熱のため鳴尾浜の新人合同自主トレ休養。2月1日からの沖縄・宜野座キャンプに黄信号
★同23日 鳴尾浜での練習に復帰したが、キャンプは安芸スタートとなった
★2月1日 安芸キャンプ初日からブルペン入り。日高を座らせてカーブやスライダーを交えながら14球
★同8日 捕手を立たせて30球、座らせて58球。沖縄からやってきた黒田ヘッド、中村GMの前で状態のよさをアピール
★同10日 プロ初のフリー打撃に登板。ベテランの関本ら打者2人に54球を投げ、1本塁打を含む2安打に抑えた
★同11日 13日から主に1軍の沖縄キャンプに合流することが決まった
岩貞 祐太(いわさだ・ゆうた)
投手。1991(平成3)年9月5日、熊本県生まれ、22歳。若葉小4年から野球を始め、東野中時は軟式野球部に所属。必由館高では2年から投手に転向し、3年夏の県4強が最高。横浜商大に進学し、2年春と4年秋に最優秀投手賞を受賞。2年時には日本代表として日米大学野球に出場した。140キロ台後半の直球とスライダーで勝負する本格派。14年D1位で阪神入団。1メートル82、82キロ。左投げ左打ち。年俸1500万円。背番号「17」
(紙面から)