年間ＭＶＰにパナ・バーンズ　ラグビートップリーグの年間表彰式

　ラグビートップリーグの年間表彰式が１２日、東京都内で行われ、前日３年ぶりの優勝を飾ったパナソニックのＳＯベリック・バーンズがＭＶＰを受賞した。新人賞はパナソニックの稲垣啓太とヤマハ発動機の堀江恭佑の２人。ベストフィフティーンにはパナソニックから堀江翔太主将ら最多７人が選ばれた。

　来日１年目でトップリーグ年間ＭＶＰを受賞したバーンズは、笑顔でマイクを握った。「本当に光栄です。パナソニックのスタッフと選手たちに心から感謝します。非常に楽しく日本のラグビーをエンジョイする機会を与えてくれました」

　ＭＶＰ発表に先立つベストフィフティーンの受賞スピーチでは、来日１年目にもかかわらず、メモを持たずに日本語であいさつ。「昨夜の祝勝会でチームメートがあいさつを考えてくれたんだ」と本人は照れるが、活躍の陰に抜群の記憶力とコミュニケーション力があったことを印象づけた。

　日本選手権には３月１日の準決勝からの登場。「新しいチャレンジが楽しみ」。ＭＶＰは２冠奪取を誓った。　（大友信彦）