公開練習でスパーリングをする村田諒太(右)=東京都新宿区の帝拳ジムで(中西祥子撮影)
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ロンドン五輪のボクシング男子ミドル級金メダリストで東洋太平洋ミドル級1位の村田諒太(28)=三迫=が12日、マカオでのプロ第3戦(22日)に向け、東京都内のジムでスパーリングを公開した。
村田の相手を務めたマイク・ジョーンズ(30)=米国=は27戦26勝19KO1敗の世界のトップファイター。2012年6月にIBF世界ウエルター級王座決定戦にも出場している。村田はその世界王者候補と互角以上のスパーリングを見せた。
昨年12月のプロ2戦目は、8回TKO勝ちとはいえ、無名の選手にてこずった。だが、年明け1〜2月の約1カ月のラスベガス合宿で大変身。ガードを固めてひたすら前に出るボクシングを修正し、上体をくねらせながら前に出る柔らかさを身に付けた。
「すごく自信がある。力が抜けるようになった。打たれず、打つボクシングができるようになった。今回の相手は世界に挑戦している強い選手だろうが、ここでつまずいているようじゃだめ。KOを狙う」とキッパリ。世界進出の足掛かりとなる一戦だけに内容も問われる。 (竹下陽二)
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