1軍では貝になる。阪神の沖縄・宜野座キャンプ2度目の休日となった12日、掛布雅之ディベロップ・コーディネーター(DC、58)が沖縄入り。13日からの指導に備えた。
「安芸の方では11日に試合ができて、自分にとっても一区切りついて良かった。1軍では(13日からの)4日間、試合があって実戦形式になるから楽しみ」。主に若手の育成を託されているが、明るさと独特のキャラクターは中だるみになりがちな時期には大いに刺激になるはず。和田監督も活を入れてほしいと望んでいて、これまでの雰囲気を変えるはずだ。
これまで秋季キャンプ、高知・安芸での2軍キャンプでもひとつの目玉となってきた。だが、本人は沖縄ではおとなしく控えめにするという。
「4日間だけだから、邪魔はしたくないんだよね。聞かれれば答えるけど、あんまり騒がないでほしい。静かにして存在を消したいんだよね」。黙っていても目立つだけに、希望通りとなることは難しい。果たして言葉通り地味に過ごせそうにない。(中山隆志)
この記事を印刷する