米国で離婚協議中の妻への暴行・監禁容疑で逮捕され、保釈中だったヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)の公聴会が11日、米フロリダ州マイアミで開かれ、「simple battery(軽微な接触)」と自宅への「trespass(不法侵入)」の2つの罪で、検察当局から起訴された。ヤクルトの衣笠剛球団社長が12日、キャンプ地の沖縄・浦添で明らかにした。
逮捕当初の「暴行・監禁」より軽い罪になったとはいえ、同社長は「起訴されたことは残念。本人が無罪を主張しているので、裁判は継続していくことになる。結論が出ていない中で処分うんぬんはおかしいと思うので、推移を見守りたい」と話した。この案件は今後、軽犯罪を中心に扱う裁判所に移される。5月に1週間ほど離婚協議のために一時帰国する予定だが、この案件でシーズン中に出廷する必要はないという。
バレンティンはこの日、ヘッドホンにサングラス姿で無言で球場入り。グラウンドコンディション不良のため室内で打撃練習をすると、帰りは「野球に集中します」とだけ話して足早にタクシーに乗り込んだ。(竹村和佳子)
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