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シャープ インドネシアに新工場2月12日 21時16分
経営再建を目指す大手家電メーカーの「シャープ」は、インドネシア市場での販売を強化するため、首都ジャカルタ郊外に洗濯機と冷蔵庫を生産する新しい工場を建設し、12日、開所式を行いました。
シャープの新しい工場は、ジャカルタ郊外の工業団地に日本円にして100億円をかけて建設され、31万平方メートルの敷地で洗濯機と冷蔵庫を生産します。
工場は去年9月から一部で稼働を始め、このほど本格的な生産体制が整ったことから、12日、高橋興三社長も出席して開所式を行いました。
シャープは、経営再建策の1つとして海外事業の拡大を打ち出し、ASEAN=東南アジア諸国連合の国々をその最重点地域に位置づけていて、高橋社長は「新工場の開所式が開催できたことで、ようやく再生に向けた足がかりができた」と述べ、再建への動きが進んでいると強調しました。
新工場の年間の生産能力は、洗濯機と冷蔵庫を合わせて来年には432万台と、シャープの白物家電工場としては世界最大規模になるということで、高橋社長は「インドネシアは非常に可能性が大きく、インドネシアの市場に供給していくとともに、ASEANに広げていきたい」と話していました。
インドネシアでは、東芝もおととし、洗濯機工場を建設するなど、韓国や中国のメーカーを含めシェア拡大を目指して各社の競争が激しくなっています。
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