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佐村河内氏自慢「ユーミンと同スタジオ」

 「現代のベートーベン」と称され、「両耳の聞こえない作曲家」として知られていた佐村河内(さむらごうち)守氏(50)のゴーストライター問題で、同氏が12日未明、代理人の弁護士を通じて直筆の文書で謝罪した。

 佐村河内氏は、自身の自慢話として、大物歌手の名まで使っていた。広島市内に住む同氏の妻の母(義母)によると、88年に結婚した後横浜市内に居を構えると、ロックシンガーとして活動を開始。芸能プロダクションに入った。同年5月、一部メディアに「第2の矢沢永吉」と報じられたころ、周囲の知人らには「松任谷由実の使っているスタジオで収録しているんだぞ」と吹聴していたという。

 その後ロックバンドも結成し、メンバー4人を連れて広島の実家に帰ってきたこともあった。義母は「娘も一緒にいたけえ、守と、バンドの仲間らに、フグの懐石料理をごちそうしてあげました。わが物顔で食べていた」。また一部で、佐村河内氏が結婚前に芸能事務所、悪役商会に所属していたなどと報じられたが、同事務所はこの日までに「全く事実無根のデマです。過去、悪役商会に佐村河内氏が所属したことはございません。勝手に名前を使われて、こちらも迷惑しております」とホームページ上で否定。事務所関係者は「うちとは全く関係ない人物です」と話している。

 [2014年2月13日7時49分 紙面から]

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