中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

パナソニック3大会ぶりV プレーオフ決勝でサントリー撃破

2014年2月12日 紙面から

優勝を飾って喜ぶ堀江主将(前列中央)らパナソニックのフィフティーン=秩父宮ラグビー場で(大友信彦撮影)

写真

◇ラグビートップリーグ

 大雪の影響で9日から延期されていたプレーオフ決勝は11日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、パナソニック(リーグ戦1位)が45−22で3連覇を狙ったサントリー(同2位)に大勝し、三洋電機時代の10年度以来3大会ぶりの優勝を果たした。パナソニックは南半球のスーパーラグビーでプレーする日本代表フッカーの堀江翔太(28)と同SHの田中史朗(29)が攻守で活躍。オーストラリア代表51キャップのSOベリック・バーンズ(27)がトップリーグ最多タイ、プレーオフ(PO)史上最多の8PGを決めた。

 昨季まで2年連続でトップリーグMVPを獲得した、オーストラリア代表の英雄ジョージ・スミスがあおむけにひっくり返った。前半をリードされたパナソニックがWTB山田のトライで逆転した直後の後半10分だ。無敵サントリーの象徴に突き刺さったのは、パナソニックのフッカー堀江翔太主将だ。そのまま起き上がると、ボールを確保しようとする相手を押しのけ、PKを勝ち取る。チームメートが駆け寄り、殊勲のタックルを決めた主将の体をたたいてたたえる。「あれでチーム全員が盛り上がった」と中島監督もたたえた。

 「日本のラグビーを進歩させる」という思いで、昨春からSH田中とともに南半球スーパーラグビーに挑戦。「英語は苦手だけど、その分コーチの話を真剣に聞いて、人のプレーを盗んだ」と振り返る主将は、チームを優勝に導くと、試合後すぐに渡豪のため成田へ向かった。大物助っ人ばかりが目立っていたトップリーグで、世界を股に掛ける日本人選手が主役となる時代が到来した。 (大友信彦)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ